ビオトープの取り組みを
ご紹介します。

 学校ビオトープ        展示施設としてのビオトープ       屋上ビオトープ 


 学校ビオトープ 

目黒区での取り組み


 <目黒区内でビオトープを作った小学校・幼稚園>
昭和60年から平成4年の間に2.2%の緑被面積が減少し、その後も緑被面積が減少しているものと思われる目黒区では、自然を感じられる緑の環境が少なくなってきています。このような状況を改善するために、身近に自然な環境をつくり、育てることが、生活環境をより良くするために必要なことととらえて、「五感にやさしいみどりをつくろう」を目標とした活動の一つとして学校ビオトープづくりの活動を行っています。
これまで、目黒区内の小学校・幼稚園17校の学校ビオトープづくりのお手伝いをさせていただきました。

◆ 学校ビオトープづくりにおける4つの目標 
  目黒区という都市部での学校ビオトープを整備するにあたり、以下の4点を目標とし取り組みました。 
 1.日常的な場所で身近な自然を育む環境にふれることができる。
 2.人との関わりのなかで共生する自然環境を実感できる。
 3.生活科、理科、総合学習などで幅広く活用できる。
 4.子どもたちと考え、子どもたちと作り、子どもたちが管理するビオトープづくり。

 学校ビオトープづくりの流れ 
学校ビオトープ学習会(児童・教師)の実施
子どもたちとつくるビオトープ計画の検討
子どもたちとビオトープづくり作業
子どもたちの観察・利用計画の検討
継続的な観察・利用・管理の指導



 展示施設としてのビオトープ 

ビオトープには、啓蒙・啓発等展示施設としての役割を期待されるものもあります。そのような展示施設としてのビオトープ計画をご紹介します。
 1.年間を通して、観察対象となる動植物が生息・生育できる環境づくりのご提案
 2.利用者が実際に触れ、体感できるエリアのご提案
 3.インタープリタなど観察活動をサポートする体制のご提案

展示する地域の自然環境の把握
施設で復元可能なビオトープ環境の設定

利用・管理面からのビオトープ要素の設定
施設の計画・設計と利用・運営計画
施設の設計・施工管理の実施
利用・管理の指導

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竣工時
(1998年)
 
             
2003年
屋上ビオトープ全景 園路周辺の植栽 トンボ池滝口 メダカ池
※本施設は「第1回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」において「屋上緑化大賞・環境大臣賞」を受賞しました。 詳しくはこちら


 屋上ビオトープ 

ヒートアイランドの抑制を目的として、近年、屋上緑化が注目されています。屋上緑化の一環として屋上をビオトープとして整備する屋上ビオトープの取り組みをご紹介します。
 1.対象となる施設での緑化の役割について調査、検討を行います
 2.建築と緑化目的が整合した緑化手法の検討を行います。
 3.利用・管理から維持管理面へのフィードバック体制をご提案します。

緑化目的(景観、断熱、自然回復)の明確化
建築物の条件整理(荷重制限、防水など)
立地環境要素(風、気温、周辺土地利用、植生)など
施設内容の決定(コンセプトプラン)
施設の設計と利用・運営計画
施設の設計・施工管理の実施
利用・管理の指導

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地上より屋上ビオトープ 屋上より外周樹林 屋上ビオトープ・ソーラー発電 屋上ビオトープ・風力発電
 
本施設では、「里山環境の復元」をテーマとして設定しました。
里山環境(縁側、畑、雑木林) 自然な水辺の復元 自然な流れの復元 雑木林の復元
※本施設は「第1回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」において「屋上緑化大賞・環境大臣賞」を受賞しました。 詳しくはこちら

目黒区立原町小学校   ホームページはこちら ここの「屋上生き物研究所」です。

ビオトープをつくる前に学習会 みんなで協力してつくりました。 完成!記念写真
現在の池の中のようす 周囲に芝生を貼りました ビオトープ委員会の子どもたちが観察記録をつけています。
※原町小学校の屋上ビオトープは「AERA」の屋上緑化特集で紹介されました。